前日は野暮用のため、床についたのは23時くらいだった。しかし
遅刻が気になって、ほとんど眠れなかった。
速く動けないなら、早く動くしかない。
15時くらいからなんだかんだ。果物などを少し食べて
16時半くらいに出た。下弦を過ぎた月と、春の星空が見えた。
駅前の時計兼温度計は、17時前と摂氏-2度を交互に表示していた。
丸ビルより2度ほど低い数字だった気がする。
始発地下鉄と始発でなさそうな地下鉄を乗り継ぎ、いくらかの ゆとりをもって新大阪へ。駅弁などを買って始発の みずほに乗り、終点近くまで座席から立たなかった。
東海道新幹線の一部(名古屋より下)で雪による遅延が 発生していたらしいが、山陽と九州はほぼ定時運行だった。
博多を過ぎると、列車の揺れと騒音が、いくぶん穏やかになった。
控えめなスピードのためか、敷設技術の進歩の賜物かは分からない。
下りた車両は一番前で、ホームの出口は一両ほど後ろだった。
幸い、駅で開くドアがどちらか分かった時には、他の乗客は座席にいた。
駅の外は、よく晴れていた。空気は少し冷たかったが、寒さは
感じなかった。
思いつく限り最速の手段で、開始時刻ぴったりに会場に入ることができた。
いくらか知っていることと、ほとんど知らないことを聞きながら あれこれ。各アカウント向けに動的作成されるらしい オンラインマニュアルをLFS風にコピペしながら課題を 達成してゆく形式で進行した。
昼食は周囲に従い、仕出し弁当を購入。歓談あれこれ。
午後はかなりハイペースになった。
うっかりファイアウォールを強化しようとして後れを取ってしまった
(年長の受講者は、この点が常に頭痛の種になる由)。
講師より若干のサポートとアドバイスを受けて、どうにか追い付く
ことができた。
以後、基本的に防戦の構えでいた。
新幹線に乗ってからずっと、花粉がこたえていた。
片付けと雑談を経て、7人ほどで天文館の近くで飽食歓談。
なぜか無性に喉が渇き、お茶を何杯も呑んだ。
地方都市の食事と、会話の端々に見え隠れする訛りが佳かった。
散会後、4人残って二次会に歩く。
煙草と香水の匂いがたちこめる薄暗い中、嬌声とカラオケと
派手な会話を聞きながら二時間が過ぎた。
飢渇はほぼ癒えていたので、そのとおり無理をせずに過ごした。
花粉をほとんど感じなかった点は幸いだった。
移動中に、ひと月前に予約を入れた宿に連絡を取っておいた。
ほとんど迷うことなく、日付の変わる直前に到着した。
喫煙室を頼んだつもりはなかったはずだけど、まあいい。
眠る前に、だいたいここまで。
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