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ずくぶろく


2022-04-02(Sat) また少し冷えてきていたが

[グッズ] 紙製組み立てキットの天体望遠鏡

以前、雑誌の 広告で見たのと、共立の隅に捨て置かれていた のと、どっちが先だったかよく覚えてない。
それを買う気にはなったものの、少し調べて 既に新しく EDレンズ採用機があることを知ってしまった。
実際に買ったのはそっち。

組み立てに失敗しても、また実使用に耐えなくても 光学系さえ良ければ、使いまわしが効くに違いない、そう 考えてようやく購入に踏み切った。

同じ旧型機は、DIYショップの片隅でも 見かけた。お値段からして既にまともに売れるもの とも思えなかった。

前置きが長くなったが、決心して 手に入れるまでもまた長かった。
これまた雑誌の広告を見て そちらに注文したのが3月14日。振り込んで 届いたのが16日(水)だったはず。

何回か試行錯誤してほぼ完成したのが今日。
時々天体に向けたりもしながらあれこれ。

設計はとてもとてもとてもとても凝っている。
感心した点全部はたぶん書けない。

ほとんど(光学系とレンズ抑え、三脚取付部などを除いて) 段ボール部品の嵌め込み(一部添付のテープ接着剤)でできてしまう。
接眼レンズユニットまでもが。

EDレンズ(内実は全く分からないが)は伊達ではない。
標準接眼レンズ(PL8.5mm)もは、フラットナーレンズまで 内蔵している。

3.5xバーローレンズ(少し倍率高すぎな気もするが)は 抜き差し(抜け止め付き)できる。

ピント合わせ(レンズセルを前後させるだけ)がやりやすいように スリットを用意している。普段は跳ね上げて止まるように なっている。

正立ファインダー(レンズなし)は2箇所の穴を2枚の平面鏡で見る仕掛けになっており、 穴には白いシールまで貼っている。

「スマホ天体望遠鏡」と銘打っているが、 もちろん眼視でも使える。

おまけについていたケルナー接眼鏡、 視野レンズの方向(凸面(のきつい方?)が内側になるはず)と、 その確認方法が書かれてなかった(一度解体して確認すると やはり間違えていた)。
眼レンズ側は切り欠きを合わせれば間違わない 設計だったけど。

組み立ての説明は、正直なところ分かりやすくは感じられなかった。
開発者は幾度も試して分かりきっているはずだけど、 買った方は最初からぶっつけ本番。

嵌め込みには少し力を掛けねばならず、保持に苦労する。
曲げたくないところを曲げてしまったり、触ってはいけない部分を 触ってしまったりする。
ようよう組み立てた後、レンズはゴミだらけになってしまった。

ピント部分がスムーズにできず(つや消し塗装を上から吹いたこと が敗因だったかも)、天頂プリズムがかなり傾いてしまい、 この2つをいくらかマシにするために、何度も組み直す羽目になった。
実際はもう少し改善したいが、そろそろ限界な気もする。

このあたり、もう少し注意書きでもあれば、手直しが少なくて 済んだかもしれない。

現物を実際に組み立てた、物好きの一人としては 税込み19,800円(+振込手数料330円だったっけか)は そう高いとは感じなかった。
どっかでは同じ商品が、なぜかえらく値上がりしているが。

[ISBN]978-4-903808-50-5 とあったが、 「書籍」扱い(2万円の「本」なんて およそ買った覚えも無い)で、「学習用」と銘打っている あたり、どこまで訴求力があるのか、 甚だ心許ない。

とりあえずはここまでとするか。
まとまりのないのはまいどのことで。


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