昼前くらいから晴れてきたので、比較的早目に野暮用を済ませ、
TSAを出して太陽を見た。
やはり大黒点の細かい形がよく見えるが、昨日と同様、目が少し
疲れた。
ふとアイピースを外して見ると、 フィルターに所々眩しく光る
箇所があることに気づく。
「穴が空いている」かどうかはよく分からない。追跡観察予定。
薄いラップのようなフィルターは、TSA向けのフィルターに装着 する時まで手で触ったり、工具でひっかいたりはしなかった はず。
念の為D型のフィルターもチェックしたが、こちらはさほど危なくはなさげ。
反射光でフィルターをチェックしていると、頬が熱くなった。
フィルムは当然撓むが、TSAのサイズともなると凹面鏡になってしまう。
直射日光を目に入れずに済んだのは幸運でしかなかったかも。
手元のND8フィルターを通すと、幾分黒点が見やすく、また少し暗くなったが、 これだけでは全然足りない。ND400では暗すぎるかも。また 紫外線、赤外線は もっとカットしてくれないと不十分だろう。
昼食後(1,400円)、家に戻って
D型で導入してみた。
あまり倍率は低くないけど、それでもやはり広角の接眼鏡は便利だ。
金星は割とスムースに導入できたが、
白い円盤の木星は視野に入っても、あまり青くない背景に溶けこんで
すぐには見えなかったりする。
ファインダーでも見えてはいたが。
水星はちっとも見えなかった。外合が17日だそうだから、もう無理か。
観望を切り上げてまた出た。
バスで図書館に行き、本を返して一冊借りた。
次のバスを待つ間に、中古望遠鏡の件で電話していた。
約2万円のミザールH-100より、だいぶ高くつきそうな雲行きだ。
紀伊國屋書店で天文ガイドと星ナビ購入(2,180円)。
その後、
欧州戦争としてのウクライナ侵攻購入(1,815円)。
天候が気になったので、早々に引き上げた。
バスを降りた頃には、既に金星も木星も見えていた。
2月の末くらいから木星と金星の距離が縮まってきて、
高かった木星が徐々に低くなり、3/2には追い抜かれる。
夕方に木星が見え始める頃は、金星に比べてかなり
地味だけど、暗くなるにつれて明るさを増してゆく。
日曜(3/5)には木星が下になっていたが、まだ双眼鏡で見える。
残念なことに、金星と木星を同時に白昼に観望、は実現できずにいる。 既に今日はかなり離れているので、双眼鏡ではもう無理だろうな。
写真でも少し狙ってはみたが、あまり「絵になった」写真に ならず、早々に諦めていた。
他機器(600mm,900mm,1000mm,1200mm)に比して
焦点距離がとても長い(2160mm)
ミューロンの得意科目はなかなか見つからない。
ベランダのシンチレーションで、TSAを上回るのは
難しいみたいだ。
口径のわりに軽く小さい長所はあっても、温度順応の遅さに
足を引っ張られる。
シリウスを相手に、ひとしきり光軸修正に励む。
一応内外像が同心円に近くなった気がするが、
到底満足はできない、が正直なところ。
シリウス近傍の比較的明るい星がいくつか、ナビゲーターで
表示されていないことに気づく。
設定のどこかで表示しなくなっているのか、それともデータが無いのか。
ミューロンでパラスを導入してみたが、どれがパラスか
よくわからなかった。
双眼鏡の手持ちでは見えたような見えないようなあたり。
FS60Q相当+経緯台では比較的簡単に見えた。30倍の広視野と
余計な星が見えすぎない程度の極限等級が幸いしたようだ。
FS60QでのリゲルBは、D型よりかなり見づらかった。
60倍ではほとんど分からない。120倍でなんとか、であった。
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