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ずくぶろく


2023-03-05(Sun) 昼からよく晴れていた

[見たもの] 太陽

昼前くらいから晴れてきたので、比較的早目に野暮用を済ませ、 TSAを出して太陽を見た。
やはり大黒点の細かい形がよく見えるが、昨日と同様、目が少し 疲れた。

ふとアイピースを外して見ると、 フィルターに所々眩しく光る 箇所があることに気づく。
「穴が空いている」かどうかはよく分からない。追跡観察予定。

薄いラップのようなフィルターは、TSA向けのフィルターに装着 する時まで手で触ったり、工具でひっかいたりはしなかった はず。

念の為D型のフィルターもチェックしたが、こちらはさほど危なくはなさげ。

反射光でフィルターをチェックしていると、頬が熱くなった。
フィルムは当然撓むが、TSAのサイズともなると凹面鏡になってしまう。
直射日光を目に入れずに済んだのは幸運でしかなかったかも。

手元のND8フィルターを通すと、幾分黒点が見やすく、また少し暗くなったが、 これだけでは全然足りない。ND400では暗すぎるかも。また 紫外線、赤外線は もっとカットしてくれないと不十分だろう。

[見たもの] 白昼の金星と木星

昼食後(1,400円)、家に戻って D型で導入してみた。
あまり倍率は低くないけど、それでもやはり広角の接眼鏡は便利だ。

金星は割とスムースに導入できたが、 白い円盤の木星は視野に入っても、あまり青くない背景に溶けこんで すぐには見えなかったりする。
ファインダーでも見えてはいたが。

水星はちっとも見えなかった。外合が17日だそうだから、もう無理か。

[行ったとこ] 都島図書館から梅田へ

観望を切り上げてまた出た。

バスで図書館に行き、本を返して一冊借りた。

次のバスを待つ間に、中古望遠鏡の件で電話していた。
約2万円のミザールH-100より、だいぶ高くつきそうな雲行きだ。

紀伊國屋書店で天文ガイドと星ナビ購入(2,180円)。
その後、 欧州戦争としてのウクライナ侵攻購入(1,815円)。

天候が気になったので、早々に引き上げた。
バスを降りた頃には、既に金星も木星も見えていた。

[見たもの] 金星と並んだ木星

2月の末くらいから木星と金星の距離が縮まってきて、 高かった木星が徐々に低くなり、3/2には追い抜かれる。
夕方に木星が見え始める頃は、金星に比べてかなり 地味だけど、暗くなるにつれて明るさを増してゆく。
日曜(3/5)には木星が下になっていたが、まだ双眼鏡で見える。

残念なことに、金星と木星を同時に白昼に観望、は実現できずにいる。 既に今日はかなり離れているので、双眼鏡ではもう無理だろうな。

写真でも少し狙ってはみたが、あまり「絵になった」写真に ならず、早々に諦めていた。

[見たもの] シリウスとかパラスとか

他機器(600mm,900mm,1000mm,1200mm)に比して 焦点距離がとても長い(2160mm) ミューロンの得意科目はなかなか見つからない。
ベランダのシンチレーションで、TSAを上回るのは 難しいみたいだ。
口径のわりに軽く小さい長所はあっても、温度順応の遅さに 足を引っ張られる。

シリウスを相手に、ひとしきり光軸修正に励む。
一応内外像が同心円に近くなった気がするが、 到底満足はできない、が正直なところ。

シリウス近傍の比較的明るい星がいくつか、ナビゲーターで 表示されていないことに気づく。
設定のどこかで表示しなくなっているのか、それともデータが無いのか。

ミューロンでパラスを導入してみたが、どれがパラスか よくわからなかった。
双眼鏡の手持ちでは見えたような見えないようなあたり。 FS60Q相当+経緯台では比較的簡単に見えた。30倍の広視野と 余計な星が見えすぎない程度の極限等級が幸いしたようだ。

FS60QでのリゲルBは、D型よりかなり見づらかった。
60倍ではほとんど分からない。120倍でなんとか、であった。


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