言わずと知れた、ビートルズの初期作品。
初めて聞いたバージョンは、手元にないから音源不明だけど、
蛍光灯のノイズが混じっていて原音と大きく違っていたはずである。
CD化したバージョンを後で聞いた。原音にかなり近かったはずだけど、
なんか以前感じた野趣が消失したように感じた。
やっぱり読書メーターでは狭すぎるので、まず手元に書いてみることにする。
"アトラトル(atlatl)"(投槍器)なんて知らなかった。
これを用いて槍を投げると、槍を握って投げるよりも遠くまで届くという。
オリンピックでは使われないのだろうか...なんて考えたりした。
合成弓。
単弓より、複合材料の弓の方が、当然強靭な筈である。
飛距離は大きな弓ほど長くなるが、扱いが難しくなってしまう。
そのため、弓の中央部に、逆向きの反りをつけた短弓が登場した。
これにより、コンパクトで強力な弓が実用化された。ことは初めて
読んだので、とても興味深かった。
大砲が築城技術を一変させたことは書いているが、銃砲のライフリングが 起こした変革については、あまり詳しく書かれていない点、やや物足りない。
「第三の加速 地球外空間と原子内空間へ」。なんとも意味深長なタイトルだ。
ナチドイツはロケットを開発して、V2を手に入れることができた。
これはドイツの優秀な科学技術から、素人が理解できる既存技術を
実験で改良して実用化できたということらしい。
しかし、核エネルギーの軍事利用には失敗した。
それは在来の物理学とは異なった次元の存在で、当時の一般人の常識では当然
理解できないものであった。
しかも研究者の多くがユダヤ人(既存のフレームワーク外の概念構築に秀でている)
だった。
彼らはナチの弾圧を逃れてアメリカに移り、そちらで枢軸国を
打倒する技術を研究することになった。...という論考が興味深い。
V兵器に3があるとは知らなかった。長い固定した砲身に多数の薬室を設け、
砲弾が砲身を通過するごとに順次加速させて長い射程距離を得るものである。
「ロンドン砲」「ムカデ砲」「スーパーガン」などと様々な名称があった。
ヒトラーの個人的戦闘観から積極的に採用されたものの、設営に手間がかかり
調整が困難で、敵の直接攻撃に弱かったりと、結局ほとんど役に立たなかった模様。
ロケット工学の鼻祖といえば、ツィオルコフスキーにゴダードがあがる。
ゴダードの業績は特許戦略に見られる秘密主義のため、歴史に埋没してしまった観がある。
このあたり、ライト兄弟に似ている気がした。
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