小学校の図工教科書。東京書籍。平成22年3月5日検定済みとある。
ダイナミックで総合的で、エコと現代アートの風味たっぷり。
三十余年前の小学生には、到底想像し難い内容だった。
目次を拾っただけでも、「どこかで見たものが・・・」、
「時空をこえて」「わたしの中の世界の町」etc.
もちろん、「黒と白の世界」「日本の美にふれて」なども。
なにより瞠目させられたのは、「芸術家になって」の
作例。
原作とパロディが堂々と掲げられている。
タイトルをあげると、「わたしのモナリザ」(モデルは担任か)、
「ぼくのさけび」「ゴッホの絵の中のわたし」(星月夜の模写に、
雲に座った写真)...ほんとに小学生の作例なのかしら。
手塚治虫についても二頁をさいて述べられている(いまいち 偏った印象なきにしも、だけど)。
裏表紙には、名前や組を書く欄の横に、「自分のマーク」を
書くスペースも設けられている。
そして、再生紙を使用している旨とともに、
「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、国民の
税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう。」と
書いてあった。これも時代なのだろうか。
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