奥付に1975年2月10日初版発行。1996年2月29日第38刷発行、とある。
小学校1年になる前か後かに買ってもらって、ほとんど理解できない
記事を夢中で読んでいたのは多分初版。
2年の冬、旅行中に紛失して、以後たまに図書館で拾い読みする程度だった。
紛失が自分の何を変えたのかは、今でもよく分からない。
章ごとの内容を要約すると、
雷にはじまる電気の性質について。そして電気要素部品について。
そして送電システムについて。それから家電製品の
構造について。
テレビについては受像機と放送システム
の説明に一章を設けている。そして有線、無線の通信システム
について。それから電気エネルギーの利用法について。
あと、付録的に電気の単位や記号、そして電気技術の簡略な
歴史(内容のほとんどは19世紀だった)など。
今目の前にある版は、初版から多少の改訂はありそうだけど、 基本的には初版と大差ないようだ。それ以降に登場した家電など については入っていない。デジタル技術についての説明も ごくわずか。
借りた理由の一つが「電話」。プッシュホン(1969年の写真あり)の動作原理は
書いてないが、ダイヤルによる番号送信の構造について、
そして交換器についての記事があった。
ステップバイステップ、クロスバー交換器の
記事のほか、手動交換と電子交換器の写真も載ってはいた。
あまり分からないけど。
今ではほぼ忘れられてそうなテレタイプ、テレックス(6年生の
社会科教科書に出ていた記憶あり)の写真や説明もあった。
当時は最新鋭だったはず。
余談。スマホに関係する技術を網羅的に解説しようとすると、 とても一冊にはまとまらないような気がした。
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