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ずくぶろく


2019-06-15(Sat) 今は雨と大風がばったりやんでいるが

[読んだ本] 風と共に去りぬ 1 Part II

2回目の通読中。もっとも全部目を通す前に2冊目 を買ってしまいそうだけど。

「トウェルブ・オークス」を舞台にした、二日目の濃密な ストーリーについては、たぶん数多く の人が書いているに違いない。
南北戦争初期(1862年夏頃)の、短期間に巨大都市に変貌した、アトランタの 状況が興味深かった。

スカーレットはあたりを見まわし、記憶に刻まれたあの小さな 町を探したが、その姿はもはやどこにもなかった。いま目の当たり にしている街は、赤ん坊がひと晩で野放図に大きくなり多忙な 巨人に成長したかのようだった。
アトランタは蜂の巣のように騒がしく、南部連合にとっての 重要拠点であることを意識して胸をはり、農業地区を 工業地区に変える作業を夜も日もなく勧めていた。
アトランタにある数少ない機械工場では、軍需資材を製造する 機械がまごまごと生産されていた - 「まごまごと」というのは、 南部にはモデルとなる製造機がほとんどなく、歯車の歯ひとつに 至るまで、封鎖をすりぬけてイギリスから入ってくる図面をもとに 造らねばならなかったからだ。

もっと興味深い記述もあるが、長すぎるから省略。

前にも書いたことに付け足すなら、この物語には奴隷制に疑問を抱くような 人物は登場していない。今のところ。

この物語に、「アメリカ人」という言い方、言い回しは登場するのか 否か、ちょっと気になった。のんびり確認していきたい。
それから、アメリカ合衆国を指す言葉としての「ネーション」 があるかどうかも。
ちなみに「ユニオン」は何度か使われている。

封鎖突破船について。
北部や(西インド諸島の植民地を含む)イギリスから南部へ、 連邦海軍の「封鎖をすりぬけて」 輸入される物資の多くは、南部連合が戦争遂行に必要としたはずの 鉄鋼や火器、医薬品、燃料のたぐいではなく、奢侈品で あったらしいことも示唆されていた。
運びやすく、儲かったというわけであろう。

「では、あなたが - あなたが町中で噂するかの名高いバトラー船長で いらっしゃるのね。封鎖破りの。今日この会場にいる娘はひとり残らず あなたが持ちこんだドレスを着ていますのよ」
「五百ドル...」ジェラルドは言う。「封鎖破りたちから買い物 するよう、母さんから預かってきた金なのに」

[行ったとこ] 眼科医院

近距離(40cm以内程度)では特に不自由はないが、50cm以上先となると あまりピントが合わない。次回の免許更新も考えて眼鏡を検討する。

視力検査の後、玉を入れ替えできる構造の眼鏡を かけさせられてあれこれ。
やがて度があったらしく、しぱらく待合室で眼鏡 掛けっぱなしにさせられた。
普段からほとんど不自由なく読める、本やスマホの 文字は裸眼以上にぼやけて見える。
しかし、壁のポスターや、部屋の隅にあるラック に置かれた週刊誌の文字はずっとはっきり見えた。
眼鏡を外した途端にすべてがピンボケになった。 やはり大体50cm程度が境目のようだ。

左目に見える、格子模様の軽い歪みについて話すと、 さらなる検査となった。
瞳孔を開く薬を二種類、左目に注入されて、また 待合室で待機。
左目が眩しく、ピンボケになったため、ほとんど 左の掌にて周囲をぴったり覆ったり、まぶたを 閉じたりしていた。

PCに表示された写真やグラフの意味はもちろん ほとんどわからない。
さほどひどく劣化してもいないらしい、程度。

処方箋をもらい、3000円弱を払い、青空の下に出た。

[行ったとこ] ジュンク堂

左目を開放する気になれないまま外を少し歩いた後、 大阪駅から野田駅に行き、ここ数ヶ月寄れなかった 店にて飽食。

梅田に戻り、ジュンク堂に歩く。
時々左目で日向を見た。露光量過大にして ソフトフォーカス、かつ多数の光条を放つ フィルターもかかって見えた。

「がんばれ機関車トーマス」(販売中であることを確認できた)の 原典を購入。税込み2030円。

「風と共に去りぬ」の文庫本は岩波もあった。
訳文、釈文は新潮文庫と若干の異同はあるが、甲乙つけがたい。

出た頃には、既に暗く、雨も降っていた。
左目は既に、元に戻っていたはずだ。

既に遅く、眼鏡屋に寄るのは諦めた。

[読んだ本] がんばれ機関車トーマス Part II

こないだは少し読み間違えていた。
水を汲み上げたのが機関士。助手がバケツの水をタンクに 注入していた、らしい。


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