阪急梅田駅前2FのBook/1stにて購入した事実は、 既に一昨日か、その前の日曜かもぼやけてしまった。
旭屋かどこかで5冊目も買いたかったが、曽根崎地階の 旭屋は、文庫本の揃いがBook/1stに比して貧弱だった。
2、3冊目にて戦争と飢餓と権力の地獄を経験した
主人公が、2人目の夫を踏み台にして、ビジネスで
成功してゆく描写は、痛快の一言に尽きる。
タラの面々が、それをどう受け取ったのか、大いに興味深い。
次のどんでん返しはどのような形を取るのか、
まだ読んでないので大いに楽しみだ。
黒人に対する強烈な偏見は、一体どこから出てきたのか。
「野球は自分が創造した」と主張するアメリカ人
が数人以上いる話を、どこかで聞いた。アメリカ社会
のあちこちで、同時発生的に成立したように思えた。
同様に、北部白人や解放された黒人を憎悪する結社の発生も、
戦後の南部アメリカ社会の雰囲気から誕生したように
見えた。
主人公はそれを嫌っていると、とってつけたように
書いてはいるが、「黒人の名誉のために」で始まる
文言同様、作者の自己弁護というかアリバイのように思えた。
再建期の史実については、このような魅力的で偏った書物でなく、 もう少し堅い、記述のそっけない文献から 追い求めねばなるまい。
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