黒色塗装のタカハシが一台欲しくなってあちこち見ているうちに
某所で発見。他を蹴落としてgetできたのは10/15(土)。
家に届いたのは10/19(水)。
最終的に53,000円+100円(支払手数料)+7,120円(三個口の運賃)。
梱包は非常に懇切丁寧であった。
事前表示のとおり、バランスウェイト欠品であった。またファインダーの接眼
キャップも見当たらなかった。
架台カバーも無かった。
2人目の持ち主かと思ったが、自分は3人目であるらしかった。
赤道儀の銘板には"76212"とかあった。七万台以上も作られていたのか、 それとも作った日付か。
やはり当時の(代理販売開始前くらいの)作りはいい。主鏡のキャップは 一部鋳物、ファインダーのキャップはネジ止め(削り出し?)接眼部キャップ は樹脂だけど、やはりネジ止め。
黒塗りでない金属部分の多くは鏡のように光っている。これも好い。
鏡筒は木箱に入っていた。接眼鏡と天頂プリズムも木箱つき。鏡筒の
木箱の一部に格納する設計であった。
当時としてはずいぶん高かったのも納得。
虚仮威しでない倍率(40-143倍)になる接眼鏡が3本も。しかも全部オルソと。
システム化前の赤道儀で、鏡筒バンドは赤道儀直付。極望もまだ無い。
やはり8kgの三脚は重い。うんと伸ばしたら天頂でも楽に見えそうだが、 また後で。
年代もので、持ち主も複数だから、当然付くべき傷や剥げ、錆はある。
もちろん、全く気にならない。
光学系は綺麗なようだ。
まだ2晩、土星に木星などしか見ていないが、
3枚玉のセミアポを謳っており、Fも公称15.3で諸収差の補正は
良いようだ。リゲルBも六角絞り無しでさり気なく見えた。
40倍で、M41が視野いっぱいに見えた。
手元のPentax5mmオルソで見た木星は、流石に過剰倍率のようだ。
31.7径も、そのうち考えてしまいそう。
ファインダーも25mmにしてはよく見える、気がした。
赤緯微動が少し重い。調整が必要かも。
赤経のほうは軽い。
柔らかめのフレキシブルハンドルと土星状のノブも好い。ただし、 望遠鏡の東西を入れ替えると、ハンドルは反対の(主鏡の)方向を向いてしまう。
バランスウェイト(現在、EM-2と共用中)は3.5kgが1万余り。
赤道儀本体や鏡筒のような品薄でもなさそうだ。
でも、ステンレスにできないか、などと考えたりしていた。
モーターもどうにかしたい。部材としては絶滅危惧種だから
市販品が使えればいいのだが。
次は反射望遠鏡の1型か...?
好条件であったため、
昨晩はすぐ起きて出られるよう、
部屋着に着替えず、畳の上に寝そべっていた。
2時くらいに起きて(ほとんど眠れなかった)、D型
をベランダに出して少し眺めた後、一時間ほど休憩して
再度
予報を確認し、4時過ぎに出た。
もう少し早く出ればよかった。途中で明るく光る流星とその痕が見えた
(オリオン座流星群の極大であったらしい)。
きぼうよりずっと暗い人工天体を3つほど見た。
月齢25で、地球照も裸眼で見えた。
M44やM45、h-χなどを双眼鏡で見た。
双眼鏡を向けた位置が間違っていて、 出現する瞬間は見えず、気づいた時は 既にかなり高く、明るくなっていた。5時19分くらい。
出ていたシリウスよりずっと明るく、-3〜-4等くらいの明るさに達していた。
地平線に迫る中、5時24分57秒くらいに裸眼で見えなくなり、5時26分47秒くらいに
消えた。
真冬並みの格好で出たので、さほど寒くもなかったが、レジャーシートが
夜露まみれになってしまったのは意外だった。
辛うじてシリウスが見える明るさのもとで帰宅。
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