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ずくぶろく


2022-10-21(Fri) 昨日も今日も入れるとするか

[グッズ] TS式65mm屈折赤道儀D型

黒色塗装のタカハシが一台欲しくなってあちこち見ているうちに 某所で発見。他を蹴落としてgetできたのは10/15(土)。
家に届いたのは10/19(水)。
最終的に53,000円+100円(支払手数料)+7,120円(三個口の運賃)。

梱包は非常に懇切丁寧であった。

事前表示のとおり、バランスウェイト欠品であった。またファインダーの接眼 キャップも見当たらなかった。
架台カバーも無かった。

2人目の持ち主かと思ったが、自分は3人目であるらしかった。

赤道儀の銘板には"76212"とかあった。七万台以上も作られていたのか、 それとも作った日付か。

やはり当時の(代理販売開始前くらいの)作りはいい。主鏡のキャップは 一部鋳物、ファインダーのキャップはネジ止め(削り出し?)接眼部キャップ は樹脂だけど、やはりネジ止め。

黒塗りでない金属部分の多くは鏡のように光っている。これも好い。

鏡筒は木箱に入っていた。接眼鏡と天頂プリズムも木箱つき。鏡筒の 木箱の一部に格納する設計であった。
当時としてはずいぶん高かったのも納得。

虚仮威しでない倍率(40-143倍)になる接眼鏡が3本も。しかも全部オルソと。

システム化前の赤道儀で、鏡筒バンドは赤道儀直付。極望もまだ無い。

やはり8kgの三脚は重い。うんと伸ばしたら天頂でも楽に見えそうだが、 また後で。

年代もので、持ち主も複数だから、当然付くべき傷や剥げ、錆はある。
もちろん、全く気にならない。
光学系は綺麗なようだ。

まだ2晩、土星に木星などしか見ていないが、 3枚玉のセミアポを謳っており、Fも公称15.3で諸収差の補正は 良いようだ。リゲルBも六角絞り無しでさり気なく見えた。
40倍で、M41が視野いっぱいに見えた。
手元のPentax5mmオルソで見た木星は、流石に過剰倍率のようだ。
31.7径も、そのうち考えてしまいそう。

ファインダーも25mmにしてはよく見える、気がした。

赤緯微動が少し重い。調整が必要かも。
赤経のほうは軽い。

柔らかめのフレキシブルハンドルと土星状のノブも好い。ただし、 望遠鏡の東西を入れ替えると、ハンドルは反対の(主鏡の)方向を向いてしまう。

バランスウェイト(現在、EM-2と共用中)は3.5kgが1万余り。 赤道儀本体や鏡筒のような品薄でもなさそうだ。
でも、ステンレスにできないか、などと考えたりしていた。
モーターもどうにかしたい。部材としては絶滅危惧種だから 市販品が使えればいいのだが。

次は反射望遠鏡の1型か...?

[見たもの] 久々のきぼうなど

好条件であったため、 昨晩はすぐ起きて出られるよう、 部屋着に着替えず、畳の上に寝そべっていた。
2時くらいに起きて(ほとんど眠れなかった)、D型 をベランダに出して少し眺めた後、一時間ほど休憩して 再度 予報を確認し、4時過ぎに出た。

もう少し早く出ればよかった。途中で明るく光る流星とその痕が見えた (オリオン座流星群の極大であったらしい)。
きぼうよりずっと暗い人工天体を3つほど見た。
月齢25で、地球照も裸眼で見えた。

M44やM45、h-χなどを双眼鏡で見た。

双眼鏡を向けた位置が間違っていて、 出現する瞬間は見えず、気づいた時は 既にかなり高く、明るくなっていた。5時19分くらい。

出ていたシリウスよりずっと明るく、-3〜-4等くらいの明るさに達していた。
地平線に迫る中、5時24分57秒くらいに裸眼で見えなくなり、5時26分47秒くらいに 消えた。

真冬並みの格好で出たので、さほど寒くもなかったが、レジャーシートが 夜露まみれになってしまったのは意外だった。
辛うじてシリウスが見える明るさのもとで帰宅。


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