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ずくぶろく


2023-02-25(Sat) べた曇りは夜明けに晴れたけど

[読んだ本] ウクライナ侵攻までの3000日 モスクワ特派員が見たロシア

立ち読みでは物足らなくなり、購入してその日のうちに読了してしまった。

一枚板でない現実に振り回された経験は重い。

[見たもの] まず太陽

日中、気まぐれで意地悪な雲にずっと悩まされていた。
自分が腰を据えて望遠鏡に向かうと、毎回のように目標に割り込んでくる。
用事で望遠鏡から離れると、じきに晴れ上がる。

水星はどうしても導入できなかった。
太陽離角16°では無理なのだろうか。

昼前、一昨日購入していた太陽フィルムを枠に貼り、 まだ生乾きのフィルターをTSAに装着してみた。
今ひとつ、しっかり取り付いた感じがしない。もちろん 簡単には外れないけど、相手は太陽だ。もう少し補強せねば と思った。

冷たい風が吹きまくってる状況でも、黒点の微細構造がかなりよく見えた。
45倍でくっきりしているが、もう少し倍率を上げたい。
90倍では何か足りない。もう少し高くしたいのか低くしたいのか 分からない。
180倍ではかなり薄く見えた。シンチレーションがうんと 落ち着かなければ無意味と思えた。

[見たもの] 金星、木星

昼食を取って、再びTSAとEM-2に向かう。
買い物に三回出る合間に何度も導入を試みていた。

何回かの失敗(ファインダーには入っていたが)の後、 金星が見えた。
13時49分頃、白っぽく縞がほとんど見えない木星は一発で 視野中心に導入できた。やはりまだ偶然。

夕方17:31頃に金星が双眼鏡で見えた。34分頃には 木星も見えた。もちろん、同視野にはまだ入らなかった。

[見たもの] 月と天王星

20時過ぎに双眼鏡で見た。「同視野に」見えるほど近づいていた。
でも月齢5.2の月が眩しく、月を視野から外さないと5.8等の 天王星はよく見えなかった。

ベランダからは望遠鏡が向きそうにないので、 FS60Q相当を経緯台に据えて公園に出た。
月と天王星を確認後、M45やカストルに向けたり していた。天頂付近は向けにくい。特に屈折は。

[見たもの] ドブソニアンのM44

もう一度買い物に出て、夕食を取ってから、 6度目の外出(午前中は出なかった)。

23時過ぎ、今度はホワイティドブを 公園に運んでみた。

おまけについてきたような40mm(視野が狭い) で、ほぼ視野いっぱいに見えた。
これで20mm並に広視野であればいいのだけど。

カストル(60倍でもどうにか重星と分かった)などに 向けて、じきに撤収。

まだ晴れていたが、流石に限界。

[読んだ本] はじめての天体観測

午後、ポストに届いていた(送料込み657円+コンビニ100円のはず)。 若干傷みはあるが、年式的には普通と思えた。

初版は1964年。自分の買った版は1971年で、第8版とあった。

今どきなら、この頃よりも、望遠鏡はずっと大きく立派に なったはずではあるけど、入門機は依然として5-6cm、 というあたりは変わってないかも。

自分が読んだのは80年代初頭だったが、 今から見れば当時でもかなり古かったはず。
お金のない少年には、変化はあまり及んでなかったが。

太陽の日周運動は自治体の講習や学校の授業でも やっていた。
日曜に一日潰して一時間ごとの位置を追いかけたりも したっけ。

太陽の直視観測は、5cmに絞って、連続10分に抑えること を説いていた。
当時でもサングラスが割れることはよく あったようだ。安全性の観点などから、投影法を 推奨してもいた。

天の川さえも邪魔になるほど弱い対日照の見頃は9-10月 という記述はたぶん古びてなさそう。
これも一度は見ておきたいものだ。

カバーの表2に、「天文年鑑」が紹介されていた。
「定価260円」「送料50円」「B6版122頁」とあった。

「天文ガイド」もカバー(表3)に 紹介されていた。「定価150円」 「送料18円」「B5版92頁 (グラビア14頁 カラー4頁)」云々。初版時には まだ発行されてなかったはず。


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